コラム

入社手続きの必要書類で前職や前々職はバレる?

転職の際、前職や前々職を知られたくないという人は意外と多いです。

例えば1か月だけ働いて、職場が合わなくて退職してしまったような場合。

しれっと履歴書に書かない人もいます(笑)

しかし実は、入社時に提出する書類で前職や前々職がバレてしまう場合がありますので、今回紹介しようと思います。

入社時に提出する書類

新卒・中途にかかわらず、入社時には様々な書類を提出すると思います。

  • 年金手帳(基礎年金番号)
  • 雇用保険被保険者証
  • 源泉徴収票
  • 扶養控除等申告書
  • 健康保険被扶養者異動届
  • 給与振込先の届出書
  • マイナンバー
  • 健康診断書
  • 身元保証書
  • 卒業証明書
  • 薬剤師免許証

思いついたものをざっと挙げてみましたが、もちろん会社によって必要書類は様々ですし、新卒か中途かによっても変わってきます。

この中で前職や前々職がバレる可能性があるのは、雇用保険被保険者証源泉徴収票になります。

雇用保険被保険者証で前職や前々職がバレる

会社は雇用保険の加入手続き等に使用するため、従業員に雇用保険被保険者証を提出してもらいます。

厳密には雇用保険被保険者番号が分かればそれで良いのですが、番号がどこに記載されているかなどの説明が面倒なため、雇用保険被保険者証を提出させる会社が多いです。

そして雇用保険被保険者証には、以下の情報が記載されています。

  • 雇用保険被保険者番号
  • 被保険者の氏名と生年月日

えっ、これだけじゃ前職も前々職も分からないですよねって?

そうなんです、雇用保険被保険者証だけだと分からないんです(笑)

ただ雇用保険被保険者証って、画像みたいに左側に雇用保険被保険者資格取得等確認通知書が付いてます。

もちろん真ん中の点線で切り離しても良いのですが、ほとんどの人は切り離さず会社に提出します。

すると、雇用保険被保険者資格取得等確認通知書には

  • 雇用保険被保険者番号
  • 被保険者の氏名と生年月日
  • 雇用保険被保険者証の交付年月日
  • 雇用保険被保険者となった会社名

が記載されているので、ここから前職がバレるのです。

ですので、雇用保険被保険者資格取得等確認通知書を切り取って雇用保険被保険者証のみを会社に提出すれば、前職がバレることはありません。

わざわざ切り取ってるということで会社も少し怪しむかもしれませんが、本来必要である雇用保険被保険者証をきちんと提出しているので、それ以上突っ込まれることもないでしょう。

前々職がバレるケース

厳密にいうと、前職がバレるのではなく、前に雇用保険被保険者資格を取得した会社がバレます。

ですので、もし勤務時間が短いなどの理由で、前職では雇用保険の資格を取得していなかった場合、提出するのは前々職で資格取得した雇用保険被保険者証です。

このようなケースでは、前職ではなく前々職がバレることとなります。

ただし前職と前々職が両方バレることはありません。

雇用保険被保険者証の提出が不要なケース

場合によっては、雇用保険被保険者証の提出が不要なケースもあります。

それが、入社する会社で雇用保険に加入しないケースです。

雇用保険に加入するためには、週20時間以上勤務などの要件があり、その要件を満たさない場合には雇用保険に加入できません。

つまり、会社は加入の手続きが不要となりますので、雇用保険被保険者番号を知る必要も無くなるのです。

源泉徴収票で前職や前々職がバレる

会社は、年末調整に必要となるため、前職で交付されたであろう源泉徴収票を、従業員に提出してもらいます。

年末調整には、前職で得た給与等の情報が必要だからです。

そんな源泉徴収票には、

  • 1月から退職までに支払われた給与等の金額
  • 控除した社会保険料等の金額
  • 源泉徴収した税額
  • 給与等を支払った会社名

などが記載されています。

ここから前職がバレるのです。

前々職がバレるケース

源泉徴収票の場合、前職も前々職もバレることがあります。

それどころか、それ以前の会社までバレる可能性があります。

というのも、源泉徴収票は年末調整に必要だからです。

年末調整するためには、1月から入社までのすべての給与等を把握する必要があります。

1月から入社までに何回も転職していた場合、そのすべての会社から交付された源泉徴収票が必要になるのです。

ですので、1月から入社までに退職したすべての会社がバレることになります。

源泉徴収票の提出が不要なケース

場合によっては源泉徴収票の提出が不要なケースもあります。

それが、退職から入社までに年を跨ぐケースです。

そもそも会社は年末調整に必要なので源泉徴収票を提出してもらいます。

前職を退職してから入社するまでに年が変わる場合、前職分の給与等については従業員が自分で確定申告する必要があります。

ですので、会社は前職分の給与等を年末調整する必要がないため、源泉徴収票も不要になるのです。

まとめ

以上、今回は、入社時に提出する書類で前職や前々職がバレるケースを紹介しました。

結論としては、雇用保険被保険者証と源泉徴収票でバレる可能性があります。

源泉徴収票については、前職や前々職の会社名だけでなく年収までバレる可能性があります。

まあ、あれです。

前職や前々職がバレたらマズいっていう状況に問題があるんだと思います(笑)

ということで、入社手続きの必要書類で前職や前々職はあっさりバレますので、変なウソはつかないようにしましょうね!

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