開業準備と開業後

事業用口座を1つにまとめて屋号を外した話

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開業にあたって屋号つきの口座は作りましたか?

私は作りました。

なんなら色々あって3つも事業用口座作りましたw

事業用の銀行口座を開設しました登録後にやることリストにあった ⑯銀行口座開設 こちらについて、口座を開設にしたので記事にしようと思います。 なんと、...

しかし開業して2年ほど仕事をしてきて思ったんですよね。

屋号つけなくて良くない?

口座も1つで良くない?

そんなわけで今回は、事業用口座に関して色々やったことを記事にしようと思います。

  • 事業用口座に屋号はあった方が良いのか迷ってる方
  • 事業用口座は何個あった方が良いのか迷ってる方

ぜひ読んでみてください!

口座を1つにまとめました

まずそもそも事業用口座が3つになった理由ですが、

  • 『かつ・かいしゅう』がゆうちょ銀行に送金できなかった
  • 事業用に使おうと思っていたクレジットカードが、PayPay銀行からの引き落としができなかった
  • 支部会の会費の口座振替が、ゆうちょ銀行には対応していなかった

こういった事情があり、開業の段階でカオスになったんですよね(笑)

それでも2年近く頑張ってきたのですが、さすがに色々と面倒になったので、口座を1つにまとめることにしました。

事業用口座を複数もつメリット

事業用口座を複数もつことには、メリットもあります。

というか、ネットで調べると事業用口座を複数もつメリットが出てきます。

それが、事業用口座は

  • 入金用
  • 支出用
  • 税金支払い用

の3つを作りましょうというものです。実際に私の知り合いで、その通りにしてる人もいます。

そうすることでお金の管理がしやすく、パッと見でお金の動きが分かりやすいとのこと。

しかし実際に私自身が事業用口座を複数もってみた感想としては、事業用口座は1つあれば充分というものでした。

まず私のような個人の事務所だと、そもそもお金の動きが少ないんです(笑)

そして最近の会計ソフトは優秀なので、お金の動きも分かりやすく抽出して表示してくれます。

なので、私くらいの規模感の個人事務所であれば、メリットよりもデメリットの方が大きい印象です。

事業用口座を複数もつデメリット

事業用口座を複数もつデメリットとしては割とシンプルで、

口座間のお金の移動が面倒

これに尽きると思います。

  • 入金用
  • 支出用

といった口座の分け方をしていると、入金用⇒支出用の移動が必要になります。

この移動をどうやる?というのが一番の問題です。

わざわざ銀行のATMにいって出金と入金するのも面倒ですし、銀行によっては毎月定額送金なら無料でできる銀行もありますが、多くの銀行は手数料がかかりますからね。

そんなわけで、今くらいの規模感の社労士事務所であれば、口座は1つで充分だと考え、1つにまとめました。

屋号のついてない口座を作りました

次に、その事業用口座に屋号をつけるべきかどうか、という話です。

これまでは事業用口座に屋号をつけていたのですが、今回事業用口座を1つにまとめるにあたって屋号を外しました。

事業用口座に屋号をつけるメリット

屋号をつけるメリットとしては、取引相手に信頼感や安心感を与えられるという点が挙げられます。

これは確かによく言われてることですが、実際のところどうなの?というのが私の正直な感想です。

皆さんだとどうでしょう?

取引先の口座に屋号がついてるだけで安心感はありますか?

たしかに、見ず知らずの人に何かお願いするのであれば、屋号がついてると少しは信頼感や安心感があるかもしれません。

しかし社労士は、契約前にしっかり面談や打ち合わせを行い、信頼してもらったうえで契約に至ります。その後に目にする口座に屋号がついてようがいなかろうが、あまり関係ないというのが私の考えです。

事業用口座に屋号をつけるデメリット

一方で、屋号をつけるデメリットはいくつも挙げられます。

  1. 名前が長くなる
  2. 引き落としに使えない場合がある
  3. 対応してくれない企業がある
  4. 事務所名を変更したときに手間

①名前が長くなる

口座振替をお願いするときには口座名義を記載する必要があると思うのですが、屋号がついてるとシンプルに長くなります。

なんならフリガナが書ききれず、「え?これ大丈夫?」と不安になります(笑)

まあフリガナは入りきらなくても大丈夫なのですが、名前が長いと自分が面倒ですし、相手に振込をお願いするときにも手間になるので、短いに越したことはないです。

②引き落としに使えない場合がある

これはシステム的な問題ですね。

クレジットカードによっては、個人名義のクレジットカードの場合、屋号がついてると引き落とし口座に登録できないことがあります。

③対応してくれない企業がある

これもシステム的な問題です。企業によっては、導入している会計システムや管理システムが屋号つき口座に対応していないというケースがあります。

そういった企業と取引するためには屋号のついてない口座を用意する必要があるので、それなら最初から屋号をつけない方が良いよねって話です。

④事務所名を変更したときに手間

人によっては、事務所名を変更する場合があると思います。

基本的には事業用口座につけている屋号と事務所名は同じはずなので、事務所名を変更したときに口座につけている屋号も変更する必要がでてきます。

これらのデメリットは該当する人もいれば該当しない人もいると思うのですが、あるのかないのかよく分からないメリットのことを考えると、無理に屋号を付ける必要はないかなと思います。

メガバンクは手数料が高い

ここまで長々と書いてきましたが、結論としては、屋号の付いてない口座を1つ作ったということです。

では、その1つの口座をどこの銀行に作るかというのがまた問題なわけですが、私はメガバンクに口座を作りました。

日本でメガバンクといえば

  • みずほ銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行

の3銀行なのですが、私は三井住友銀行にしました。三井住友銀行を選んだ理由は特にありません(笑)

メガバンクに口座を作るメリット

ではなぜ地方銀行やネット銀行ではなくメガバンクなのかという話なのですが、メガバンクに口座を作るメリットとしては、たいていの口座振替や振込に対応してくれるということが挙げられます。

そもそも私が3つも口座を持つことになった原因がそれなので、あまり考えなくても原因を解消してくれるメガバンクにしました。

メガバンクに口座を作るデメリット

一方でメガバンクに口座を作るデメリットとしては、振込手数料が割高な点が挙げられます。

確かにネットで調べてみると、ネット銀行に比べて少し高いです。

ただこれも私の実体験なのですが、個人の社労士事務所だと振込をする機会がかなり少ないです。

それこそ事業用口座が口座振替に対応していない場合に仕方なく振込する程度で、それなら口座振替に対応している銀行の口座にすれば解決する話です。

もちろん振込がゼロにはなりませんが、そこまで気にする必要はないのかなと思います。

融資を受けるなら・・・

とはいってもメガバンク以外に口座を作る必要がでてくるケースもあって、それは融資を受ける場合です。

地方銀行から融資を受けるとなったら、その地方銀行に口座を作る必要があるでしょう。

地方銀行に口座を作って普段からお付き合いしておくことで、いざというときに融資を受けやすくなる可能性もあります。

まあ私は今のところ融資を受けていないですし、もし融資が必要になったらその時に考えれば良いと思ってます(笑)

まとめ

以上、今回は事業口座について色々まとめました。

  • 事業用口座を1つにした
  • 事業用口座の屋号を外した
  • メガバンクに事業用口座を作った

あくまでも私の場合ですので、人によってはメリット・デメリットが変わってくると思います。

もしかしたら銀行で勤めてる方などに聞いてみると、もっとオススメの方法など教えてくれるかもしれません。

面倒ではありますがやり直しのきかないことではないので、まずは自分なりに考えて進めてみて、いまいちだったら修正していけば良いのかなと思います。