社労士試験は選択式の足切りを避ける試験
社労士試験を受験されたことのある方であれば、なんとなく分かるのではないでしょうか。
社労士が「足切り」という言葉を使うことに対して色々意見もありますが、今回の記事では分かりやすく「足切り」という言葉を使っていこうと思います。
ちなみに、以前の記事で勉強のスケジュールを書いたことがありました。
予定では、
- 3月まで過去問とトレ問(択一)
- 4月から選択式の勉強を開始
する予定でした。
しかし今回、少し予定を早めて先週くらいから少しずつ選択式のトレ問を始めることとしました。
それは何故かというと、結局のところ社労士試験は選択式の足切りを避ける試験だということに気付いたからです。
もっと早く気づけよって話ですが(笑)
目次
社労士試験で不合格の人の多くは選択式の足切り
試験勉強をしていると、Twitterやブログなどで、社労士試験に不合格だった方の発信を見る機会が自然と多くなります。
そして、そういった方々の多くは選択式の足切りで不合格となっています。
ではなぜ、そのようなことが起こるのでしょうか。
社労士試験の選択式足切りとは
社労士試験の合格基準は、他の資格試験と比べて少し特徴的です。
どういった点が特徴的かというと、
- 試験の各科目に基準点が設定
- 1科目でも基準点に満たないと不合格
となってしまう点です。
この基準点割れが、通称「足切り」です。
そしてこの基準点が、
- 択一式:10問中4問以上正解で合格
- 選択式:5問中3問以上正解で合格
となっています。(難易度によって変動あり)
選択式の基準点は難易度が高い
この基準点を見てどう思うでしょうか。
試験を受けたことがない方は
「へ~そうなんだ~」
くらいでしょうが、実はこの基準点、選択式の基準点がかなりの鬼畜仕様となっています。
それは何故か。
社労士試験はそもそも範囲が膨大です。まずその広い範囲をすべて勉強するのが大変です。
そして、選択式ではその中から1科目5問出題されるわけですが、その5問が1ヶ所に集中することがあるのです。
どういうことかというと、例えば平成25年労災保険法の選択式では、休業給付基礎日額の最低限度額の算出方法から5問出題されています。
幅広い労災保険法の範囲の中で、この一部分から5問です。
もしこの部分の勉強が抜けていたり、忘れてしまっていたら、5問全て堪で答えることになります。
そうなると、合格基準点である3点を取ることは非常に難しいです。
このような理由から、社労士試験は選択式の足切りを避ける試験であり、そのために膨大な範囲を薄く広く勉強し、勉強していない範囲を無くす努力が必要となるのです。
択一式は合格点が取れる
一方の択一式は、しっかり勉強すれば合格点が取れる。
なので、まずは択一式を合格レベルに達したうえで、どれだけ選択式に時間を費やせるかなのです。
・・・
・・・
と、まあ偉そうに書いてるわけですが、こんなこと多くの受験生は知っているでしょう(笑)
一度でも受験していれば、まあ気付きます。
始めて受験する方でも、予備校などに通ってる方は講師が教えてくれることでしょう。
そんな中で、
独学の私が4月になる前にこの事実に気づけたのは大きい!!!
そう思ってる次第であります(笑)
最近の勉強ペース
最近の勉強のペースとしては、トレ問の択一式を2日で1科目終わらせてます。AとBの両方。
得点率はだいたい80%台。
健康保険のような好きな科目は90%近くまでいきますが、年金に関しては80%ちょっとです。
まあやってるうちに90%強までは上がるでしょう。
この2日で1科目というペースを守りつつ、時間が余れば選択式のトレ問を解いてます。
レベル(?)A、B、Cのうち、とりあえずAとBを。
Cについては択一式の知識で解ける問題とのことですし、時間的なことを考えてもA、Bで今は十分かなと。
2周目からはC問題にも手を出していこうと思ってます。
最後に
今日は薬剤師国家試験の合格発表がありました。
Twitterは合格を喜ぶツイートで溢れています。
11月には、私が社労士試験に合格して喜びのツイートが出来るよう頑張っていこうと思います!!