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私が薬剤師になった理由

最近何度かインタビューを受ける機会がありまして、せっかくなのでこの機会に、文章でまとめておこうと思います。

薬剤師になった理由なんて千差万別、十人十色だと思いますが、私の薬剤師になった理由は割と珍しい方だと思います。

書いてて少し長くなってしまったので、私のことなんて微塵も興味ないという方、今すぐ「×」を押して閉じましょう(笑)

薬学部に入った理由

まずどこまで遡るのが適切なのか。

悩みましたが、薬剤師になった理由という切り口であれば、おそらく大学に入るあたりまで遡るのが良さそうです。

「薬剤師になりたいから薬学部に決めた!」

「薬の研究がしたいから薬学部に!!」

「なんとなく!!!」

色んな理由があると思います。

私の場合はここから少し変わっていて、行きたい大学が先に決まっていたんです。

私の出身は北海道の地方都市

人口でいうと15万人くらいです。

札幌市はまた少し異なると思うのですが、札幌以外の北海道地方都市には、

「北海道でずっと生きていく」

こう考えている人が一定数います。

これは何か理由があって決めているわけでもなく、本当に何となく

私が高校生の頃は、まだそこまでインターネットが普及していませんでした。

あってもダイヤルアップみたいな。

電話代がめちゃくちゃ高くなるやつ(笑)

なので、北海道以外の情報がなかなか入ってこないわけです。

せいぜいテレビの情報くらい。

そうすなると、自然と「ずっと北海道で生きていこう」と思えてくるんです。

決断するわけでなく、あたかもそれが自然であるかのように

大学のトップはH海道大学

そして、そういった人間は、

H海道大学=トップ

という考え方になります。

札幌にある、めちゃくちゃ広い大学です(笑)

当然ですよね、北海道以外のことをたいして知らないわけですから。

日本人の多くが東大に持つイメージを、「ずっと北海道で生きていこう」と思ってる人達はH海道大学に対して抱くわけです。

もちろん東大とか京大とか知ってはいるのですが、別世界の大学のように感じるんですよね。

レベルが高すぎるということではなく、身近に接点が無さすぎるからでしょうか。

なので、私が通っていた高校でも、成績優秀な生徒の大半はH海道大学を受験しました。

もっとレベルの高い大学を受ければ合格するような人でも、普通にH海道大学を受験します。

実際に私も、オープンキャンパスはH海道大学にしか行ってません。

受験したのもH海道大学だけです。

成績に合わせて学部を決める

こうして、それなりに勉強ができるからH海道大学という意味不明な理由で受験する大学を決めました。

そこから学部を決めるわけです。

まずはH海道大学の受験を決めて、次に受験して合格できそうな学部を考える。

これ普通は順番が逆ですよね?

まずは行きたい学部を決めて、その後に自分の実力に合わせて受験する大学を決める。

これが普通だと思います。

しかしながら、私や私の周りでは大学→学部の順番が普通でした。

そんなわけで、それなりに成績優秀だけど浪人は絶対に嫌だった私は、頑張れば何とか受かりそうな薬学部を受験することとなりました。

研究室生活とドラッグストアでのアルバイト

そんなこんなでH海道大学の薬学部に合格して入学。

もちろん山あり谷ありな大学生活でしたが、留年することもなく、無事に4年で卒業することが出来ました。

アルバイトしながらの大学院生活

私は4年制薬学部の最後の年の学生です。

H海道大学は国立ということもあり、薬学部の学生の多くは薬剤師にならず、大学院に進学して研究者を目指します。

当然、私も研究者を目指して大学院に進学しました。

そんな中で、私はドラッグストアでのアルバイトを開始します。

6年制の方はなかなかイメージしずらいと思いますが、4年制薬学部ということで、大学院に進学する頃には薬剤師免許が手に入ったんです。

もちろん、一発で国試に合格すればの話ですが(笑)

同級生でも、ドラッグストアや薬局でアルバイトしてる人が結構いました。

自分の知識が人の役に立つことの喜び

そんなドラッグストアでのアルバイトを経て、自分の考えが少し変わります。

それは、

「自分の知識や経験が、誰かの役に立つことってこんなに嬉しいんだ」

ということに気付いたことです。

当時のドラッグストアは、今とは違って調剤併設の店舗がほとんどありませんでした。

なので私の業務も、基本的にはOTC医薬品の販売で、

1.薬を探してそうな客に声をかける

2.どんな薬を探してるか、何に困ってるかを聞き出す

3.適切な薬を勧める

この流れの繰り返しでした。

もちろん声をかけた段階で断られることも多かったです。

しかし、適切な薬を勧めるのに成功した時は、自分の勉強したことが誰かの役に立ったことを実感できてすごく嬉しかったです。

もちろん仕事なんだから、本来は自分が嬉しいだけでは駄目なんですけどね(笑)

こうした経験から、私の卒業後の進路が研究者→薬剤師へと傾いていきました。

研究者になれば、新薬の開発によって多くの患者の命を救うことが出来るかもしれません。

しかし私には、それよりも目の前の患者の笑顔が嬉しかったんです。

単純ですよね(笑)

そして薬局薬剤師へ

ではそのままドラッグストアに就職したかというと、そんなこともありません。

ドラッグストアでOTC医薬品専門で働いていると、

「薬局で貰う薬のことも知っておかないと話にならない」

というのを凄く感じました。

飲み合わせのチェックをしようにも、薬局で貰った薬の名前を見ても何の薬なのか、さっぱり分からないんですから。(当時はGEも商品名の時代でした)

それじゃ話になりませんよね(笑)

そんなわけで、私は薬局薬剤師になりました。

病院?薬局?

薬剤師になろうと思った時、病院か薬局かで迷う人は多いと思います。(今は当然ドラッグストアも候補)

私が薬局に決めた理由としては、

商売のことを学びたかったから

です。

私は両親がどちらも自営業だったため、何となく「自分もいつかは自営業」

そんな考えが、頭の片隅にあったように思います。

そのため、商売の始まりから終わりまでを小規模で学べる薬局に決めました。

薬局薬剤師になった人の中には、この商売の感覚が嫌いで転職する人もいます。

しかし私の場合は、もともと商売のことを学びたくて、そのうえで薬剤師として自分の知識や経験が人の役に立つ喜びを実感できる。

なかなか恵まれた環境でした。

薬局薬剤師になって、本当に良かったと思っています。

まとめ

以上が、私が薬剤師になった理由です。

薬学部に入った理由が適当すぎて、就職活動では苦労しました(笑)

薬剤師になった理由も、長く説明する時間が無い時は「研究に疲れちゃって・・・」とか言ったりしますが、実際にはこんな感じです。

そして、こんな考えで薬剤師になった私ですが、今は社会保険労務士になろうとしています。

良いんです。

人生長いですから(笑)

そんなわけで、近いうちに「社会保険労務士になる理由」も書いてみようと思います。

もし興味あれば読んでみてください~