社労士試験の合格者には、事務指定講習の案内などが入った封筒が届きます。
その封筒の中に入っている書類の1つに
『月刊社労士』定期購読のご案内
があります。
全国社会保険労務士会連合会が発行しているオフィシャルな雑誌ですし、購読すべきか迷いますよね。
今回の記事では、
- 月刊社労士の内容
- 月刊社労士を定期購読する際の注意点
について簡単に紹介しようと思います。
ちなみに結論から申し上げると、
定期購読する必要はない
です。
開業社労士がこんなこと言うのもあれですが(笑)
目次
月刊社労士の内容
月刊社労士の内容としては、毎月こんな感じです。
重要トピック
業界として大きなイベントやニュースがあった時に記事になります。最近ですと、
- 連合会の通常総会が開かれたこと
- 大野会長と牧島デジタル大臣の対談
- 年金研修開催の案内
といった内容がありました。
連合会の動向
連合会の活動内容について紹介があります。最近ですと、
- 社労士業務紹介ビジネスに注意
- Web媒体に広告を出稿した旨の案内
といった内容がありました。
都道府県会の動向
各都道府県の社労士会がどんな活動をしているかが紹介されています。
毎月3-4か所の都道府県が1-2ページにわたって自身の都道府県会のPRや活動内容紹介を写真付きでしており、こちらは読んでいて楽しいです。
しかしそれ以外の都道府県会については文字で羅列されているだけなので、読む気はおきないです(笑)
都道府県会や支部会の運営に関わっている方には、最も興味深い内容なのかもしれません。
実務企画
この項目は2つのトピックスで構成されており、
・「論点焦点」というタイトルで、1つのテーマに対してアカデミックな方の寄稿が載せられています。最近だと
- 建設業の働き方改革の現状と課題
- 労働政策審議会障害者雇用分科会意見書の概要と今後の課題
といった内容がありました。
・社会保険審査会や労働保険審査会の裁決事例が毎月1件、詳しく紹介されています。
お知らせ
連合会からのお知らせとして、
- 社労士診断認証制度案内
- 社会保険労務士手帳申し込みの案内
- SRPⅡ認証制度の案内
- 社会保険労務士電子証明書の案内
などが載っています。
時事ニュース
労働分野、社会保険分野に関する1ヶ月間の時事ニュースが載っています。
5-6ページに渡っており、個人的にはここを一番読んでいます。
広告
最後に、社労士業務システムや口座振替システムなどなど、色んなサービスの広告が載っています。
だいたいどこかで目にしたことのあるサービスです(笑)
月刊社労士の年間購読料
月刊社労士の年間購読料は
7,536円
です。
この案内では年間購読でしか申し込めませんが、連合会のホームページから、バックナンバーも含めて1ヶ月単位で購入が可能です。
月刊社労士を定期購読する際の注意点
最後に月刊社労士を定期購読する際の注意点です。
こちらは案内にも書かれていますが、『月刊社労士』は社労士登録すると毎月届くようになります。
もし年間の定期購読までしていると、合わせて2冊が届くようになってしまいます。
まさにこんな感じで。
月刊社労士が毎月2冊届くようになってしまった… pic.twitter.com/BXYji8bs1Q
— 薬剤師tt @社労士(開業) (@yakuzaisitetu) September 21, 2021
いや違うんです。私の場合、年間購読した後に社労士登録することを決めたんです。だから仕方ないんです(笑)
案内に注意事項としてきちんと書かれていることですので、社労士登録の予定がある方は年間購読はしないようにしましょう。
もちろん返金はしてもらえません。
まとめ
以上、今回は全国社会保険労務士会のオフィシャルな雑誌である『月間社労士』について紹介しました。
社労士として活動している人間としては、連合会がどんな活動をしているのか、他の都道府県会がどんな活動をしているのかが知れたり、実務に役立つ知識が仕入れられて、読んでいて楽しいです。
しかし先ほども述べた通り、『月間社労士』は社労士登録すれば勝手に送られてきます。
では社労士登録しない人が購読する価値があるかというと・・・私は無いと思います。
社労士登録していないのに、都道府県会の活動とか興味あります?笑
時事ニュースは参考になりますが、年間購読料ほどの価値は無いと思います。
インターネットを使えば、無料で仕入れられる内容も多いでしょう。
このような理由から、社労士登録しないのであれば年間購読する必要も無いのではないかと考えます。
それでも迷うようなら、私みたいに年間購読したけど社労士登録もしたから2部届いてしまったという人を見つけて、1部貰いましょう(笑)