開業準備と開業後

事務所はシェアオフィスにしました

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このブログでは開業前後の準備リストを数多く記事にしていますが、実は開業にあたって非常に重要なことがリストに入ってません。

それは事務所をどこにするかです。

色々な準備を始める前に決めてしまったため、リストから抜けてしまったのです(笑)

実は事務所について、一般的なメリット・デメリットは記事を書いていたりします。

社労士の事務所はビル?自宅?シェア?バーチャル?「結局、事務所ってどうしたの?」 最近何度か聞かれました。 結論としては、シェアオフィスで契約しています。 https...

とはいえ、「じゃあ結局事務所どうしたの?」って話ですので、今回は記事にしようと思います。

結論は、シェアオフィスです。

シェアオフィスとは

以前の記事でも触れていますが、改めてシェアオフィスについて紹介すると、

シェアオフィスとは、1つのオフィスを複数の企業や個人で共有するオフィスのことです。

こんな感じとか、

こんな感じとか。

似たような感じでコワーキングスペースがあります。

コワーキングスペース:利用者同士が交流をおこない、ビジネスやアイデアを生み出すようなコミュニティ形成が可能

シェアオフィス:集中して仕事を進めることができるような設計で個室ブース等がある

このように言葉を使い分ける場合もありますが、実際にはどっちとも言えないところも多いと思います。

私が利用しているところも、オープンスペースで会話可能なエリアもありますが、個室ブースで会話不可なエリアもあります。

シェアオフィスにした理由

私が事務所を検討するうえで重視したポイントは、

  1. 自宅住所は公開したくない
  2. 安く済ませたい
  3. 貸会議室がある

この3つでした。

①自宅住所は公開したくない

社労士には事務所の細かなルールがなく、自宅を事務所としても開業が可能です。

実際に開業当初は自宅を事務所にしている社労士が多いです。

しかしそのデメリットとして、自宅の住所が公開されてしまうといった点が挙げられます。

社労士登録すると、都道府県会の名簿一覧に、

  • 社労士の氏名
  • 事務所名
  • 事務所の住所
  • 電話番号

が掲載されます。

もし自宅を事務所と登録していた場合、ここに自宅の住所が載ってしまうわけです。

※都道府県によっては、掲載を断ることが出来るところもあります。

また名刺等にも事務所の住所は載せるでしょうから、名刺の住所でネット検索すると自宅が出てしまいます。

まだ小さな子供を育ててる身として、ちょっとそれは・・・と思い、自宅を事務所として登録することはやめました。

②安く済ませたい

一番安く済むであろう自宅開業は選ばないことにしました。

かといって、いきなりオフィスビルや貸事務所というのも金銭的な部分で抵抗がありました。

そこで考えたのがシェアオフィスです。

オフィスビル貸事務所では月数万円~数十万円はかかってしまいます。

しかしシェアオフィスの場合、プランによっては月数千円で済むものもあります。

ちょうど自宅から一駅のシェアオフィスに空きがあったため、そこのシェアオフィスと契約することにしました。

プランとしては、

  • 土日プラン:月3,000円
  • ポスト利用料:月2,000円

ということで、月5,000円で契約できています。

土日プラン

土日プランだと、平日は利用することが出来ません。

しかし私の場合、平日は基本的に自宅で仕事が可能です。

一方で土日は自宅に子供がいるため、集中して仕事ができません。

そんな時の仕事場としてシェアオフィスを借りているような形です。

この辺りは、それぞれの家庭環境、仕事環境によって最適なプランが異なってくると思います。

ちなみに土日だけでなく全日プランの場合でも月10,000円なので、そこまで高いわけではありません。

ポスト利用料

シェアオフィスを事務所とするうえで、ポストは必須です。

ポストがないと、郵送物を事務所ではなく自宅に送ってもらう必要があります。

それは流石に面倒ですし、信頼感にも欠ける気がします。

ちなみに転送サービスも月1,000円(週1回)や月3,000円(週3回)で利用できるのですが、どうせ週1回くらいは事務所に行くので利用していません。

③貸会議室がある

コロナ禍の影響もあり、お客様が事務所に来所されることはほとんど無いのではないでしょうか。

実際に私の場合も、まだそういった機会はありません。

しかし、今後もしそういった必要性が生じた時のために、貸会議室のあるシェアオフィスにしました。

利用料は15分100円で、予約も可能です。

またその他の用途として、zoom会議があります。

大事な打ち合わせで、子供の乱入する可能性がある自宅ではzoomを使いにくい。

そんな時に、この貸会議室でzoom会議に参加しています。

音漏れの心配もないですし、なかなか良い環境だと思います。

シェアオフィスのデメリット

ここまでシェアオフィスにした理由を挙げてきましたが、最後にシェアオフィスのデメリットについて紹介します。

個人情報漏洩の問題

シェアオフィスを利用していくうえで、気になるのが個人情報漏洩の問題です。

社労士は、顧客の個人情報を多く扱う仕事です。

契約書でも、個人情報の取扱いについてはきっちり定めると思います。

そういった仕事を、不特定多数の人が出入りし、しかもオープンスペースという人の目が気になる場所で行うのは、抵抗を覚える人も多いのではないでしょうか。

それは私も同じで、そういった問題を解決するため、シェアオフィスでは執筆の作業のみを行っています。

あとはこのブログを書いたりですね(笑)

そうすることで、一応は個人情報漏洩の問題をクリアしています。

書籍を置けない不便さ

シェアオフィスの場合、書籍を持ち込むことはできても、置いて帰ることができないという不便さがあります。

※シェアオフィスによってはロッカーを月額で借りられます。

私の場合、まだまだ仕事で分からないことだらけです。

そんな時に書籍で調べる必要があるので、書籍を置いておけないのは厳しいんですよね。

ネットでも調べることは可能ですが、やっぱり時間かかりますし、必要な情報がなかなか出てこないですし。

そんなわけで、可能な限りは書籍が大量に置いてある自宅で仕事をしています。

個人情報漏洩の問題もあり、手続き関係の仕事はすべて自宅です。

まとめ

以上、今回は事務所についての記事でした。

開業準備は色々なことを決める必要がありますが、一番最初に決める必要があるのが事務所名事務所の場所だと思います。

それを決めないと登録ができないですからね。

事務所にも色んな選択肢があります。

私がシェアオフィスを選んだのだって、個室にしようと決めてたのにギリギリで他の人が契約してしまったからです。

そもそもシェアオフィスが無い地域もあります。

そういった様々な環境や要素を踏まえて、じっくり検討していただければと思います。

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