少し受験から時間が経ってますが、受験生から聞かれることがあったので記事にしておこうと思います。
『月刊社労士受験』と『社労士V』では、どちらがオススメなのか。
月刊社労士受験
社労士V
『月刊社労士受験』と『社労士V』、両方を購読していたという方も少ないのではないでしょうか。
私は受験1年目に『月刊社労士受験』と『社労士V』の両方を購読。
受験2年目は『月刊社労士受験』のみを購読し、試験に合格しました。
この流れを見てもらえれば、どちらの方が良かったのか分かると思うのですが、もう少し詳しく振り返ってみようと思います。
目次
発刊元の違い
まず当たり前な話ですが、発刊元が違います。
- 月刊社労士受験:株式会社 労働調査会
- 社労士V:株式会社 日本法令
社労士Vを発刊している日本法令は有名ですね。社労士合格後もよくお世話になる会社です。
様々な書籍を発刊していますし、ビジネスガイドやSRは多くの社労士が読んでいます。
社労士情報サイトであるSJSも、多くの社労士が利用しているのではないでしょうか。
一方で、月刊社労士受験を発刊している労働調査会は・・・私は知りませんでした。
書籍も発刊しているみたいですが、日本法令ほどメジャーではないみたいですね。
安全衛生関連の書籍が多いので、そっちの方面に強い会社なのかもしれません。
もちろん、発刊している会社で何か決まるわけではありません。
しかし、もし社労士事務所に勤めていて普段からビジネスガイドやSRを読んでいるのであれば、『社労士V』の方が読みやすいかもしれません。
色味の違い
実際に読んでいくうえで影響の大きな違いが、色味の違いです。
- 月刊社労士受験:黒とマゼンタの二色印刷
- 社労士V:フルカラー印刷
ということで、社労士Vの方がカラフルです。
とはいっても、カラフルな方が良いとは限りません。
二色印刷の方が読みやすいという方もいますし、自分で蛍光ペンをひいたり書き込んだりするときに二色印刷の方が目立つという場合もあります。
このあたりは好みの問題だと思うので、まずは本屋さんで軽く読んでみると良いでしょう。
ネットで見本誌を見ることもできます。
内容の違い
雑誌を購入するうえで重要なのが内容です。
内容がハチャメチャでは購入してもお金の無駄になってしまいます。
とはいっても、さすが社労士受験雑誌の二大巨頭。
良くも悪くも内容は大きく変わらないです(笑)
まあ当たり前ですよね。試験範囲は膨大といえど、重要な論点はある程度限られています。
雑誌はページ数に上限がありますので、かなり論点を絞らざるを得ません。
結果、どちらの雑誌も似たような内容になってしまうのです。
なので、本当に色味の違いの好みで選んでしまって良いような気がします(笑)
一般常識対策の違い
とはいえ、わずかながらも違いはありますので、その違いについて紹介しておこうと思います。
それが、一般常識対策の違いです。
どちらの雑誌も、春頃にテーマが一般常識対策の月があります。
2022年は
- 月刊社労士受験:5月号
- 社労士V:6月号
でした。
この一般常識対策で掲載される白書や統計が、けっこう違いました。
まあ白書も統計も大量にありますし、どこから出題されるか見当も付かないので、掲載されるものも違うんだと思います。
どちらの方が当たるかは分からないのですが、社労士24とTACで勉強してきた私には、
- 社労士V:けっこう見たことある
- 月刊社労士受験:あまり見たことない
こういった内容でした。
勉強という意味では、あまり見たことのない内容を勉強できた方が良いですよね。
なので私の場合、2年目は社労士Vのみを購読していましたが、一般常識対策だけは月刊社労士受験も購入しました。
結局のところ社労士試験は一般常識で合否が決まる試験ですので、それくらいして良いのかなと思います。
そもそも雑誌は必要?
そもそも論の話になってしまうのですが、社労士Vや月刊社労士受験といった雑誌は必要なのでしょうか。
おそらく雑誌だけで受験に挑む人はいないでしょうから、誰もが他に教材を持っているでしょう。
私も1年目は社労士24を、2年目はTACの合格テキストを使って勉強していました。
では雑誌は必要なかったかというと、私は、
雑誌を購読していて良かった
と思っています。
その理由は大きく2つです。
理由1:違う角度から見れるようになる
「分かっていたはずなのに、試験では分からなかった」
「知っている論点なのに、その論点が問われていることに気付けなかった」
こういった事ってありませんか?
私は、同じテキストで勉強し続けるデメリットだと思っています。
一つの論点に対して、様々な問題の作り方ができます。
特に重要な論点は限られているため、問い方を変えることで過去問とは違う問題にします。
しかし同じテキストで勉強を続けていると、同じ問い方の問題にしか出会えません。
そういった意味で、雑誌に限らず、いつもと違ったテキストを読むことには意味があると思います。
そして、その中でも安価で幅広く触れられるのが雑誌ではないでしょうか。
理由2:気分転換になる
試験勉強を続けていると、どうしても飽きる時期がありますよね。
なかなかモチベーションが上がらないというか。
勉強を習慣化してしまうという話もありますが、人間そんな完璧にはできません。
そんなとき、雑誌を読むのです。
私は2年目に社労士Vのみ購読していましたが、前述のとおり社労士Vってカラフルなんです。
普段使うテキストって基本的には2色刷りだったり白黒がメインですよね。
そんなときにカラフルな雑誌を読むと、すごく気分転換になるんですよ。
脳に刺激が入るというか。
勉強の気分転換に勉強するとか普通の人からすると意味不明な話ですが、受験生にとってはそれくらいが良いのではないでしょうか(笑)
まとめ
以上、今回は『月刊社労士受験』と『社労士V』はどっちがオススメかについての記事でした。
結論としては、本屋で立ち読みするなどして色味の好みで選んで良いような気がします。
ただ一般常識対策だけは両方買っても良いような気がします。
雑誌を使ってうまく気分転換しつつ、一般常識対策にはどんどんお金をかけて合格を勝ち取りましょう!笑