開業準備と開業後

提出代行者印と17条付記印を作りました

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登録後にやることリストにあった

⑲社労士協同組合で判子購入

ですが、結局ネット通販で購入しました。

協同組合よりもネットの方が全然安いですね(笑)

提出代行者印とは

社労士が申請書類の提出代行をする場合には、提出代行者印を書類の「社労士記載欄」に押すこととなります。

  • 作成日
  • 「(特定)社会保険労務士」
  • 〇〇県社会保険労務士会
  • 「提出代行者」
  • 氏名
  • 電話番号

以上が記入された判子です。

社労士の登録番号も、希望すれば入れてもらえる場合が多いと思います。

17条付記印とは

労働保険・社会保険の手続きを行う時には、根拠となる書類を添付します。

しかし社労士が手続きを行う場合には、一部の手続きにおいて

  • 労働者名簿
  • 出勤簿
  • 賃金台帳

いわゆる法定三帳簿の資料添付を省略することができます。

この資料添付を省略するために必要なのが「付記」です。

「付記」は、手続き書類の「社会保険労務士記載欄」の近くに「付記印」を押印することとされています。

これらのことが社会保険労務士法第17条に規定されているため、17条付記と呼ばれているのです。

(審査事項等を記載した書面の添付等)
第十七条 社会保険労務士又は社会保険労務士法人は、申請書等(厚生労働省令で定めるものに限る。)を作成した場合には、厚生労働省令で定めるところにより、当該申請書等の作成の基礎となつた事項を、書面に記載して当該書面を当該申請書等に添付し、又は当該申請書等に付記することができる。
2 社会保険労務士又は社会保険労務士法人は、申請書等(厚生労働省令で定めるものに限る。)で他人の作成したものにつき相談を受けてこれを審査した場合において、当該申請書等が労働社会保険諸法令に従つて作成されていると認めたときは、厚生労働省令で定めるところにより、その審査した事項及び当該申請書等が労働社会保険諸法令の規定に従つて作成されている旨を、書面に記載して当該書面を当該申請書等に添付し、又は当該申請書等に付記することができる。
3 社会保険労務士又は社会保険労務士法人が前二項の規定による添付又は付記をしたときは、当該添付又は付記に係る社会保険労務士は、当該添付書面又は当該付記の末尾に社会保険労務士である旨を付記した上、記名しなければならない。

省略が可能な手続き

全ての手続きにおいて省略ができるわけではありません。

以下が、17条付記によって法定三帳簿の省略が可能な手続き一覧です。

(1) 雇用保険被保険者資格喪失届
(2) 雇用保険被保険者60歳到達時等賃金証明書
(3) 雇用保険被保険者休業開始時賃金月額証明書
(4) 雇用保険被保険者所定労働時間短縮開始時賃金証明書
(5) 高年齢雇用継続基本給付金の支給申請
(6) 高年齢再就職給付金の支給申請
(7) 育児休業給付金の支給申請
(8) 介護休業給付金の支給申請

提出代行印と17条付記印の料金

提出代行印と17条付記印は社労士協同組合で購入するのが王道かもしれませんが、私は楽天市場の85はんこのお店というところで購入しました。

>>85はんこのお店

色々と可愛いはんこも売っていて、見てると楽しいですよ。

肝心の料金は以下の通り。

  • 提出代行印:1600円(税込)
  • 17条付記印:1100円(税込)

これくらいがネット通販の相場な気がします。

ちなみに東京社労士協同組合だと、

  • 提出代行印:2650円(税込)
  • 17条付記印:1650円(税込)

ということで、2つ合わせると1500円くらい違いますね。

まあそこまで大きな違いでもないので、どこでも良いような気もします(笑)

まとめ

以上、今回は提出代行印と17条付記印を購入したという話でした。

電子申請が増えてるので、もしかしたら購入しなくても良かったかもしれません。

提出代行印は手書きでOKの場合もあるみたいですし、17条付記印も使ってない先生もいるみたいです。

しかし突然必要になるケースがあるかもしれないですし、そこまで高いものでもないので、私は作っておきました。

【2023.3.21追記】
開業して1年半ほど経ちましたが、いまだに提出代行印も17条付記印も使用していません。紙申請の必要な手続きも何度かしましたが、手書きで済ませてしまっています。ハンコが不要とまでは言いませんが、優先順位としては、かなり後回しで良いように思います。

登録前
①利用者識別番号の取得
②名刺作成
③事務所案内・料金表作成
④HP作成
⑤PC購入
⑥会計システム導入
⑦印鑑作成
⑧クラウドストレージ導入
⑨ぱーそなるたのめーるorロハコ登録
⑩契約書等書類作成
⑪仕事用携帯の契約
⑫メールアドレスの取得

登録後
⑬電子証明書取得
⑭税務署への開業届・青色申告届の提出
⑮第17条付記の書類提出
⑯銀行口座開設
⑰GビズID取得
⑱報酬口座振替システム導入
⑲社労士協同組合で印鑑購入
⑳社労士賠償責任保険の加入
㉑社労士システム導入(オフィスステーションpro)

順調に消えていってますね。

社労士としての仕事が少しずつ入ってきて、もしかしたら更新頻度が落ちるかもしれませんが、頑張って更新していこうと思いますので、よろしくお願いします。