2022年8月1日、社労士事務所を開業してから1年が経ちました。
家族でコロナ感染などしており気付いたら8月末になってしまいましたが、せっかくなのでこの1年を振り返ってみようと思います。
まずは、このブログのメインコンテンツとなっている、社労士登録前後でやることリストです。
社労士登録に向けて、このようなやることリストを作って準備を進めたわけです。
しかし1年経って、
「やっぱりこれは必要なかったな~」
とか
「これはもっと早く考えておくべきだったな~」
といった考えも出てきているので、簡単にまとめてみようと思います。
なお、実際に作ったリストが以下の通りです。
登録前
①利用者識別番号の取得
②名刺作成
③事務所案内・料金表作成
④HP作成
⑤PC購入
⑥会計システム導入
⑦印鑑作成
⑧クラウドストレージ導入
⑨ぱーそなるたのめーるorロハコ登録
⑩契約書等書類作成
⑪仕事用携帯の契約
⑫メールアドレスの取得
登録後
⑬電子証明書取得
⑭税務署への開業届・青色申告届の提出
⑮第17条付記の書類提出
⑯銀行口座開設
⑰GビズID取得
⑱報酬口座振替システム導入
⑲社労士協同組合で印鑑購入
⑳社労士賠償責任保険の加入
㉑社労士システム導入(オフィスステーションpro)
また余談ではありますが、以下の記事の通り、「zoomでお話ししませんか?」という企画もしています。
ブログには書きにくい事もzoomでなら話せたりしますので、もし良ければ連絡ください!
ではではリストについて振り返っていきます。
目次
登録前
①利用者識別番号の取得
実際に2021年分をマイナンバーカード方式での確定申告にチャレンジしてみて、問題なく終えることができました。スマホがあればカードリーダーを購入する必要もありません。
私は今後もマイナンバーカード方式で確定申告を行っていこうと思っています。
②名刺作成
>>名刺を作りました
名刺は、相変わらずラクスルで印刷しています。
何度か作ってるうちに、色味のバランスや紙質の良し悪しも分かってきました。
そういえば、利用者も多いであろうビスタプリントが日本でのサービスを8月いっぱいで終了しますね。驚きです。
③事務所案内・料金表作成
事務所案内・料金表は、最初にひとまず簡単なものを作りましたが、現在新しいものを作成中です。
やっぱり実際に仕事をしてると、事務所案内を通して伝えたい事など変わってきますね。
料金表も、料金設定を変えるわけではなく、お客様がパッと見てすぐに分かるように変更しています。
事業所案内は、スポットのお客様に、紙の請求書や領収書を送付する際に同封しています。
スポットのお客様が「次もまた仕事をお願いしたい!」って思ってくれるように。
④HP作成
最初に自分でホームページを作成しましたが、つい最近プロの方にお願いして、色々修正してもらいました。
やはり自作だと、自分では気付かない点、気付いていてもスキル的に表現できない点があります。
そういった部分をまとめて修正していただけて、ありがたかったです。
金銭面との相談にはなりますが、やはりホームページはどこかの段階でプロにお願いするべきですね!
⑤PC購入
PCについては未だに全然詳しくないですが、取り敢えず軽いノートパソコンを1台は持っておいた方が良いとは思います。
それは何故かというと、旅行などにも気軽に持っていけるからです。
顧問契約などの仕事が増えてくると、何かあったときにお客様から連絡がくることがあります。
そんなとき、手元にPCがないと仕事にならないんですよね。
スマホでもある程度はできますが、やっぱり限界があります。
なので、私は家族旅行にもノートパソコンを持っていくようにしています。
旅行中に仕事なんてするなよ!という話も分かりますが、開業したての個人事業主にそんな余裕はないのです(笑)
もし何かあったときのため、気軽に持ち運べるような軽いノートパソコンを1台は持っておくのをオススメします!
⑥会計システム導入
会計システムは、引き続きMFを使用しています。
最近新しく開業する人はMFかfreeeが多い印象ですが、ぶっちゃけどっちが良いか分からないですよね。
それは未だに自分も同じなのですが、少し考えることがありまして。
それは、税理士先生との関係です。
開業段階から税理士先生に顧問をお願いする人もいれば、売上の目途がある程度たってからお願いする人もいると思います。
もし開業時から税理士先生が決まっていたり、いつかお願いする先生が決まっているのであれば、その税理士先生の得意なシステムやオススメのシステムを聞いてみても良いかもしれません。
⑦印鑑作成
調子にのって割とお金をかけた印鑑ですが、やっぱり全然使わないですね。
最初の頃は口座振替の登録だったりで銀行印を使いましたが、その後はさっぱり。
角印は請求書に使いますが、基本的にMF請求書で印刷しているので、最初に印影を登録しただけ。
一番安いであろう認印を一番使ってる気がします(笑)
ほんと印鑑にはお金かける必要なかったですね・・・
⑧クラウドストレージ導入
クラウドストレージはグーグルドライブをメインに使用しています。
お客様とのデータ共有に使ったりするのですが、ほとんどのお客様がすでにグーグルアカウントは取得してるので話を進めやすいです。
容量も15Gは無料でついてきますし、月額を支払うことで容量を追加もできます。
⑨ぱーそなるたのめーるorロハコ登録
はい、1年間で1度も利用しませんでしたww
しっかり事務所を契約して従業員を雇っていれば別ですが、1人でシェアオフィスや自宅開業でやっているうちは、まだ必要無いかもしれないですね。
⑩契約書等書類作成
契約書については大きな変更はないです。契約内容によって少しずつ作り替えてます。
それよりも、仕事をしていて大切だなと思ったのが見積書です。
どんな業務を含めていくらになるのか、分かりやすく相手方に伝える必要があります。
また、この見積書が契約内容のベースになるので、特に顧問契約の場合、どういった業務が契約に含まれるのかをキッチリ伝えておく必要があります。
そういった意味で、当初想定していたマネーフォワードクラウド請求書の見積書では全然物足りなく、現在はネットに落ちてるテンプレートなども組み合わせて独自のものを使用しています。
契約に繋がるかどうかの重要な書類ですので、妥協せずより良いものを作り上げていった方が良いと思います!
⑪仕事用携帯の契約
仕事用の電話は現在もCITVPlusを使用していますが、特に問題はないですね。
しばらくはこのまま続けていこうと思っています。
⑫メールアドレスの取得
メールアドレスも、今のところ変わりないです。
独自ドメインを取得し、メールソフトにGmailを使用しています。
Google Workspaceは利用していません。
登録後
⑬電子証明書取得
電子証明書についても、特に変わりはないですね。
最近は薬剤師に関しても、処方箋の電子化を進めるために電子証明書が必要となってきており、開業の際に電子証明書について色々勉強したことが役立っています。
⑭税務署への開業届・青色申告届の提出
開業時は完全に忘れていたのですが、開業届・青色申告届の他に、都道府県税事務所へ個人事業開始申告書の提出も必要でしたね。
結局提出しなかったのですが、噂通り何のお咎めも無かったです(笑)
⑮第17条付記の書類提出
>>電子申請と17条付記と「確認書類の照合省略に係る申出書」を提出した話
実はこの17条付記のブログ記事が、何故かすごく読まれているんですよね。
そのくらい、インターネット上に情報が無いのでしょう。
もう少し詳しい内容を書ければ・・・とも思うのですが、たいして書くことも無いんですよね(笑)
⑯銀行口座開設
銀行口座と事業用のクレジットカードについては、本当に色々と失敗しました(笑)
そのうち記事にできれば良いのですが、
- かつ・かいしゅうはゆうちょ銀行に振り込んでくれない
- 事業用に使おうと思っていたクレジットカードが、PayPay銀行から引き落としてくれなかった
- 支部会の会費の口座振替が、ゆうちょ銀行には対応していなかった
このあたりで色々と失敗しております。
開業時は、それまで使用していた口座やクレジットカードを事業用に回したりする人も多いと思いますが、やはりメガバンクの口座、そして同じ系列のクレジットカードを使用するのが良いと思います。
⑰GビズID取得
電子証明書があるので、一度も使用しませんでした。
とはいっても補助金申請などで使う可能性もあるので、取得しておいて問題ないと思います。無料ですし。
⑱報酬口座振替システム導入
相変わらずSUPERかつ・かいしゅうを利用しています。
口座情報の登録が少しだけ簡易化されるなど良くなってる部分もありますが、やはり振替金の送金口座にゆうちょ銀行を指定できないのは痛いですね。
あとは、口座振替実施の1ヶ月前には口座振替依頼書がかつ・かいしゅう側に着かないといけないわけですが、これが結構ギリギリになることがあるんですよね。
んで、それが間に合ったかどうかが分からない。
振替日に振替が成功するか失敗するかどうかでしか分からない。
これ結構不便ですよね。
もし事前に分かる方法あれば、誰か教えてください(笑)
⑲社労士協同組合で印鑑購入
一回も使ってないです・・・
ほんと作らなくて良いかもしれない。いざとなったら手書きでもOKなので(笑)
⑳社労士賠償責任保険の加入
幸いにも、まだお世話にはなっていません(笑)
とはいえ、社労士会のひな型契約書でも賠償責任保険の加入は義務付けられていますし、行政協力でも必要となる場合があります。
加入はマストでしょう!
㉑社労士システム導入(オフィスステーションpro)
登録前後での導入は見送った社労士システムですが、結局は1年が経つ少し前に導入しました。
導入したのは予定通りオフィスステーションproです。
やはりまだ小さな事務所にとってはオフィスステーションが一番料金が手頃ですし、他のシステムを使ったことのない私にとっては、UIも違和感を感じませんでした。
ただしオフィスステーションはIT導入補助金が使えないので、もし補助金を検討してるなら何か他のものを探す必要があります。
まとめ
以上、今回は開業1年ということで、登録前後にやることリストを振り返ってみました。
私は普段あまり過去記事を見直したりしないのですが、今回改めて見直してみると、考え方が変わってる部分があって面白いですね。
あとやっぱり実務を通して、より良い方法というか、やっぱりこうしておけば良かったという部分も多いです。
そういった点については、今後もブログを通して情報発信していければと思っています。
ではでは、今後もよろしくお願いいたします!